音作りは奥が深く、バンドマンの永遠のテーマと言えます。今回音作りの基本であるイコライザー(以下EQ)に焦点を当てて、ベースの音作りのコツを紹介したいと思います。, 帯域的に見れば低音を担当しているのはベースとバスドラムです。そして定位的には演奏の基盤となるベース、バスドラム、スネア、ボーカルがセンターに配置されています。つまり帯域、定位の両方でベースは他パートと重なりやすいのです。, 後から説明するマスキングを最小限にすることが今回のテーマなので、この音の配置はよく覚えておいてください。, ラインの方はベース本体の音になりますが、60~280hz付近が中心にこの時点で必要な低音は十分出ています。またアンプでは100hz辺りに密集した低音、一番上は10khzまで出ています。さらに1~5khzのギターやボーカルが得意な中高域も意外と出ており、エレキベースは帯域が広いのです。, 先程取り上げた図の1~5kHzの帯域がきちんと出ていないと音の輪郭が見えづらく、埋もれる原因になります。, アンプに音が入る以前に原因があることもよくあるので、まずはこの3点を確認しましょう。トーンを絞って柔らかい音を出す場合もありますが、会場によっては音が広がり芯が見えづらくなるので、トーンの下げ過ぎには注意しましょう。ちなみに出ていない帯域をEQでいくらブーストしても、その帯域は持ち上がりません。, ある音が他の音によって妨害され、遮蔽されて聞えなくなる現象をさす。 こんにちは、Geek IN Boxの嵯峨駿介です!5弦ベースって今や4弦ベースと同じかそれ以上の割合で現場で使われています。 実際にツイッターでアンケートをとってみました。お題は「次のベースを買うときに5弦ベースを検討す… 続きを読む d.id=a,e=c.getElementsByTagName("body")[0],e.appendChild(d))}) B.ツマミを全部10にしてボリュームをAと揃えて下げたもの まず紹介するのは、耳にすることも多い ドンシャリサウンド から。 msmaflink({"n":"ベース・マガジン 一生使えるベース基礎トレ本 ベーシストのためのハノン(CD2枚付き)","b":"","t":"","d":"https:\/\/images-fe.ssl-images-amazon.com","c_p":"","p":["\/images\/I\/51pEdzOYpeL.jpg"],"u":{"u":"https:\/\/www.amazon.co.jp\/%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%82%AC%E3%82%B8%E3%83%B3-%E4%B8%80%E7%94%9F%E4%BD%BF%E3%81%88%E3%82%8B%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%B9%E5%9F%BA%E7%A4%8E%E3%83%88%E3%83%AC%E6%9C%AC-%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%88%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE%E3%83%8F%E3%83%8E%E3%83%B3-CD2%E6%9E%9A%E4%BB%98%E3%81%8D-%E6%9D%BF%E8%B0%B7\/dp\/4845617080","t":"amazon","r_v":""},"aid":{"amazon":"1150279","rakuten":"1150273","yahoo":"1150278"},"eid":"ZJ4BQ"}); (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; c.getElementById(a)||(d=c.createElement(f),d.src=g, (window,document,"script","//dn.msmstatic.com/site/cardlink/bundle.js","msmaflink"); ~新世代ベーシストの音作りの中枢 ... 1997年生まれ、ベーシスト。18歳の頃からプロ・ミュージシャンとしてのキャリアをスタートし、現在はさまざまなアーティストのライブ・サポートやレコーディング … 、ベースが担当すべき低域とベースラインが見える中高域を出すことでアンサンブルで存在感のあるベース音になります。, 他のアンプでも型式を検索すれば、EQの働きが取説に記載されてますので、調べてみることをおすすめします。, 楽器屋さんが行うラッカー塗装のギターの手入れの仕方、スタンドの使い方、ポリ塗装との違い. 【EDM】プロが使う、Snare(スネア)の音作りのコツ5選 投稿者: EDM MATRIX 投稿日: 2019年2月22日 2019年2月22日. 音作りのプロによるkoi-oto試聴…果たして? 公開日: 2016/12/16 : 最終更新日:2017/06/03 BLOG , KOI-OTO , アナログ音のある風景 , レコード , 新商品 KOI-OTOコイ・オト , MCカートリッジ , アナログリ … ||c.scripts[c.scripts.length-2];(b[a].q=b[a].q||[]).push(arguments)}; ここからは 音作りの具体例 です。 よくあるセッティングを紹介するので、これを基準に、自分のベースやアンプに合わせて微調整してみてください。 ドンシャリサウンドなら. 【プロ直伝】edmのベースをより重厚にする音作りの手法. how to. 【Q&A】ウッドベースの音作りについて . 今回は音作り、eqの扱いについて僕なりの考えを少し。 はじめに僕は、積極的にeqをいじり倒して、ベースの音を作り込むタイプではありません。 会場の鳴り方、ステージ内の鳴り方、アンサンブルに混じった時に気になる部分を多少補正するという考え方です。 ||c.scripts[c.scripts.length-2];(b[a].q=b[a].q||[]).push(arguments)}; 3つのモード 「tubesim(チューブシミュレーション)」「mb(マルチバンド)」 「nomal(ノーマル)」 切り替えによる音作りの幅広さです。 個人的には. プロロコッカス スピーシーズ Pleurococcus sp. ベースの音作りについて質問です。私はライブでベースをやるときはアンプの前でdiからpaさんに音を送っています。そこで私はpaさんに送る音には責任を持ちたいのでdiの前ではプリアンプなどで音を整えています。つまり、paさんに送る音は はじめに各パートの音の配置を視覚的に見てみましょう。(図1) 帯域的に見れば低音を担当しているのはベースとバスドラムです。そして定位的には演奏の基盤となるベース、バスドラム、スネア、ボーカルがセンターに配置されています。つまり帯域、定位の両方でベースは他パートと重なりやすいのです。 後から説明するマスキングを最小限にすることが今回のテーマなので、この音の配置はよく覚えておいてください。 音作りの例. カタログコード: ez5300 / 2020年08月 / 全340ページ エクステリアのフェンス・スクリーン・歩行者補助手すりの商品特長や仕様、価格などを掲載したカテゴリーカタログです。 2018年8月25日 2018年8月29日. まず紹介するのは、耳にすることも多い ドンシャリサウンド から。 バンドの音作りというのは、耳障りじゃないサウンドが出来て、始めのスタートラインであり、0点の状態です。 そこから、ボーカルが、そしてバンド自信の個性を活かしつつ、聴いている側が心地よいと思う音作りを目指して頑張っていきましょう。 今回は2019年1月4日(金)にブルーノート東京で開催されたマーカス・ミラー(Marcus Miller)のスペシャル・ベース・クリニックに参加してきました。 マーカス・ミラー(Marcus Miller)自らベースの奏法やバンドのグルーヴ、サウンドメイキングについて語るスペシャルな内容となっていました。 16: クラドフォーラ グロモラータ Cladophora glomerata: 17: アナシィスティ ニダランス Anacystis nidulans: 18: アンキストロデマス アンガスタス Ankistrodemus angustus: 19 Birdのライブ聴きました!めちゃくちゃいい音ですね。WoodBassの音が太くてびっくり。 どうやって音を作っているのですか? BirdのときのWood Bassのセッティングを参考までに記しておきます。 ピックアップはフィッシャーマ … c.getElementById(a)||(d=c.createElement(f),d.src=g, 先日、エレキベースの音作りについて、さわりだけでも教えて欲しいと言われたので、僕なりのベースの音作りについて解説します。なぜ音作りするのか、どうやって音作りするのかの基礎はこれを読むだけでok。テーマは、初心者に向けた『今ある機材でより理想的な音を作る』です。 エフェクターをたくさん使う変態ベーシスト向けの記事です。ベースで歪み系やオートワウなどを使うと低音が薄くなってしまいがち。そんな悩みを解消する方法をご紹介。音作りで悩んでいる方は必見!邪道な方法ですが。 初心者の方からすると意外かもしれませんね。スラップとか早いツーフィンガーの方が難易度が高く見えますもんね。でも、実はピックが一番難しいんです。キレイに音を出すのが大変なんですよー。実際、私も何人もピッキングの指導をしてまいりました。 15: アナベーナ スピーシーズ Anabaena sp. msmaflink({"n":"バンドマンが知るべき100の秘訣 PAエンジニアから見たバンドの音作り","b":"","t":"","d":"https:\/\/images-fe.ssl-images-amazon.com","c_p":"\/images\/I","p":["\/61Jhpsgq%2BpL.jpg","\/51A14NbHYYL.jpg","\/51IbkVup3JL.jpg","\/51-3iVtERJL.jpg","\/5155GQLObpL.jpg","\/51EFp%2BBchlL.jpg","\/51vKJcphLrL.jpg","\/51XqNEHQLSL.jpg","\/51e4BLt0GoL.jpg","\/51hLCjxaKrL.jpg","\/51jLQBerExL.jpg","\/51%2BsCeSxh-L.jpg","\/51LBDPEpj8L.jpg"],"u":{"u":"https:\/\/www.amazon.co.jp\/%E3%83%90%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%81%8C%E7%9F%A5%E3%82%8B%E3%81%B9%E3%81%8D100%E3%81%AE%E7%A7%98%E8%A8%A3-PA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%8B%E3%82%A2%E3%81%8B%E3%82%89%E8%A6%8B%E3%81%9F%E3%83%90%E3%83%B3%E3%83%89%E3%81%AE%E9%9F%B3%E4%BD%9C%E3%82%8A-%E8%B6%B3%E7%AB%8B-%E6%B5%A9%E5%BF%97\/dp\/4845627574","t":"amazon","r_v":""},"aid":{"amazon":"1150279","rakuten":"1150273","yahoo":"1150278"},"eid":"kvqVj"}); (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; ローランド株式会社のプレスリリース:プロ・クラスの性能を小型ボディに凝縮したギター用エフェクツ・プロセッサーを発売 ~コンパクトさと機能性を兼ね備え、ライブ・ステージや楽曲制作など、さまざまな場面で活躍~ 川崎哲平 2020/04/30 11:44. スレイヤー、アンスラックス、メガデスと共にスラッシュ・メタル四天王と呼ばれ、世界中のメタル・バンド、そしてメタル・ファンたちから羨望の眼差しを受けていたメタリカ。しかしながら単にスラッシュ・メタルと語れない叙情性はクリフが作曲に関わり始めた2ndアルバム「ライド・ザ・ライトニング」以降で発揮されていく。「ファイト・ファイター・ウィズ・ファイヤー」「クリーピング・デス」といったナンバーを収録したこのアルバムは今でもファンの間で根強い支持を集めている。 Cubaseのチャンネルストリップという機能には、プロの作った音作りのプリセットが入っています。エフェクターの使い方がよく分からない方は、チャンネルストリップで簡単に音作りをすることをおすす … プロのベーシストでもエフェクターボードに入れてる方は多いです。 ※プロが使っている定番のプリアンプはこちらの記事で紹介しています。 ベースの音作りに悩んだらこれを買え!プロも使ってるベース … ベースアンプについて、さまざまな角度から検証します。音の特徴やスペック詳細などの豆知識まで徹底解説!自宅用からライブ用、初心者向けからプロ向けまで、あらゆるシーンを想定して、用途別に選び方からおすすめ17選をご紹介します。 【プロの音作り直伝】定番アンプ"jc-120"でガッツのある音を出そう! 玄関インターフォンを修理しました【Panasonic VL-V564-K】 【レス・ポール等のセッティング】楽器が鳴ってきたらテールピースを上げてみましょう。 ベースアンプの音作りについて、bass・middle・treble・presenceのツマミや、グライコやパライコのイコライザー、コンボアンプやスタックアンプについて説明しています。 b[a]=b[a]||function(){arguments.currentScript=c.currentScript edmをカッコ良く作りたい人「edmでプロ が作るような太いシンセベースの音色がどうしても真似できません。 イコライザーで調整するにも限界を感じてしまいます。作り方を教えてくれませんか?」 いくら調整してもedm ギターソロの音作りの時、どんなエフェクターを使うといいか悩んでいる人もいるのではないでしょうか。今回ギター博士が、歪んだ音/クリーントーンの両方のギターソロの音作りについて紹介しています。博士が普段やっているセッティングを参考にしてみてください! ーープロのベーシストに一度うかがいたかったんですが、ポール・チェンバースのギコギコの弓弾き、あれは一体なんなんですか。 ... 音作りが違う。録音エンジニアはボブ・シンプソン、録音ディレクターがヴァル・ヴァレンティン。 プレベ(プレシジョンベース)の音作りのコツを紹介しています。周波帯やeqの設定、定番のエフェクターも掲載しているので、ベースの音作りの参考にして下さい。 ベーシストがいないと曲の厚みが欠けてしまう、まさに縁の下の力持ちとして担当するパートの楽器です。 これを読めば、あなたもプロのようなゴリゴリした音作りが可能になるかもしれませんよ! 目次. キックが抜けない = ベースの帯域をずらす (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; 今回は、音作りの肝となるベース・プリアンプに焦点を当ててみましょう! そも ベーシストにとって音作りはバンドの根幹を支える重要な事です。歪み系エフェクターは愛好家も多いですが、音作りを間違えると他の音に埋もれてしまいます。 ただし音作りは好みの問題なので、プロのベース奏者でも「安易なドンシャリはダサい」という主義の人もいるし、「ドンシャリ最高!」という人もいます。 詳しくは、「スラップと音作り」という講座ビデオをご覧ください。 >もっとスラップ奏法について初歩から学びたい人はこちら. 公開日:2014年07月17日 ボーカルが抜けない = 他の楽器がうるさい, 自分の楽器とセッティングで改善できない場合は、別の楽器のせいで抜けいないという可能性も考えてみましょう。, ちなみに、抜けるとは別の言葉で言えば「浮いている」とも言えるので、主体となることの少ないベースは、抜けと同時に抜け過ぎない(馴染む)ことも必要かもしれませんね。, 以下は、ボーカルやギター、ドラムなどベース以外の楽器で帯域ごとの特徴や旨みある部分の参考までに。, プリアンプとしてもディストーション的にも使えるベーシスト定番&必需品サンズアンプ!Tech21 …価格:19,440円(税込、送料別), 練習スタジオの場合はあまり関係ないですが、ライブなどDIを通してアンプと別に音を出す場合は注意が必要です。, ライブハウスでは、アンプの前にDIが置かれていることがほとんどなので、足元のエフェクター(プリアンプ)やアクティブベースに付いているEQで設定すると、その音がPA卓に送られメインスピーカーから出力されます。例えば極端な話、アンプのHIGHが0でモコモコの音だからと足元や手元のEQでHIGHをマックスにすると、アンプからはちょうどよいHIGHが出たとしても、お客さんが聞くメインスピーカーからはギャリンギャリンと耳障りな音が出ることになります。, これを理解した上で扱うことはアリですが、基本的にDI前のプリアンプはPA(ライン)用に作りこんでおいて、自分の出音用にアンプをいじるというのがベスト。, 固定のバンドなら出す音は決まっていくはずなので、自分(メンバー)の音も決まっていき、セッティングは早くなります。意識してどういう音を鳴らすべきなのかを日頃から考えましょう。例えばアンプの音量はバスドラムと揃えるなど、セッティングに基準を作っておくことで環境の違う場所でも素早く音作りが行えます。作りたい・作るべき音を理解しているほどセッティングは早くなります。, アンプの向きや位置を変えるだけで解決することは多いです。聞こえないという人の方向に向けてあげる、音大きいという人からは位置をズラす。ベースの音がモアモアするという場合、ベースアンプの裏と壁の間で低音が響いてることがあるので壁から離したりくっつけたり。また、ベースアンプをキャスターに乗せてたりする場合は、しっかりした床に直置きすると締まった低音が鳴ります。, 3ピースバンドなどではベースを歪ませることで隙間が埋まり音に厚みが出ます。また、音を歪ませると複雑に動くラインも埋もれず見えやすくなります。歪ませると低音が痩せがちなので、EQで補強、ブレンド機能のある歪みエフェクターを使うなどしてみましょう。, ベースアンプからどうしてもダメな音しか出ない、そんな時スタジオに一定以上のPA卓のスピーカーシステムがあれば卓から出すと意外とそっちの方がよかったりします。その際の注意点は、PA卓にハイインピーダンスOKの差し込み口以外にハイインピーダンス(パッシブ)のまま差さないこと。アクティブベースを使うか、バッファーの入っているエフェクター(例えばBOSSやSANSAMP BASS DIをON状態)やDIを間に挟むなどが必要。あとはボーカルの音を潰さないように大音量は出さないなど、自分以外の機材は壊さないように注意してくださいね。, A.ツマミを全部5(標準)にあわせた音 ギターが抜けない = シンバルのボリュームを抑える ここからは 音作りの具体例 です。 よくあるセッティングを紹介するので、これを基準に、自分のベースやアンプに合わせて微調整してみてください。 ドンシャリサウンドなら. プロ・ベーシストがライヴやレコーディングでの必須機材として用意しているのがdi。また、ほとんどのプリアンプにもdiアウトと呼ばれる出力端子が備えられている。じつはベース・サウンドの鍵を握ると言っても過言ではないのがdiなのだ。 今日はアンプの使い方のお話です。それも、どこにでもある定番の”JC-120"(通称ジャズコ)の音作りについて解説いたします。このアンプを積極的に使うロックギタリストは少数派。どっちかっていうとマーシャル!だと思います。 なんか「じ (window,document,"script","//dn.msmstatic.com/site/cardlink/bundle.js","msmaflink"); c.getElementById(a)||(d=c.createElement(f),d.src=g, b[a]=b[a]||function(){arguments.currentScript=c.currentScript もっとプロのベーシストのように、かっこいい音を出したいですよね。 そこでぜひ使ってみてほしいのが、ベースプリアンプです! プリアンプはいつでもどこでも自分好みの音を再現できるようになるスグレモノ。 ライブの時、足元でLEDが光ってるのカッコいいじゃないですか。 音作りの例. メタリカの2代目ベーシストであり、バンドの方向性に大きな影響を与えたクリフ・バートン。24歳という若さでこの世を去っていなければハードロック、ヘヴィメタルの歴史は今と違ったものになっていた … | 最終更新日: 2014年12月12日, 先日、エレキベースの音作りについて、さわりだけでも教えて欲しいと言われたので、僕なりのベースの音作りについて解説します。なぜ音作りするのか、どうやって音作りするのかの基礎はこれを読むだけでOK。(って言っときたい), テーマは、初心者に向けた『今ある機材でより理想的な音を作る』です。竿やベースアンプ、エフェクターで何を使うかや弾き方ではなく、どんな状況にでも共通する”考え方”やアンプのセッティングに焦点を当てて話します。そして、音作り≒"バンドの"音作りだということについて。, いわゆる"いい音"というのは『自分の理想とする音』と『バンドに必要な音』の2つであり、これらは必ずしも一致するものではありません。なので、この2つをそれぞれ寄せる必要があります。, 言わずもがな自分が好きな音。またベース単体の音とします。これは本当好みと言え、ドンシャリなのかブリブリ系なのかなど、これもそのバンドのカラーになったりするので。理想の音に近づける方法は、自分の好きなベーシストの音を聞きながら、EQ(イコライザー)などのセッティングをイジってマネして作ってみるのが一番で、それしかないです。, ベース単体でいいと思った音もバンドで聞くとイマイチということは少なくありません。そこで、さらにバンドに合わせてEQなどで調節する必要があります。バンドにはどういった音が必要なのか?それは周波数帯域とバランスで考えます。, 人間の耳には、だいたい20Hz~20KHzまでの可聴域と呼ばれる、音を聞いて感じる事のできる帯域があります。バンドはこの帯域をそれぞれの楽器で均等に鳴らすことが理想です。つまり、他の楽器の足りないところを補い、被っているところを削る。, 実際にはここまでキレイに分かれることはなく、複雑で被るところは多くありますが、イメージはこんな感じ。横(周波数帯域)だけでなく縦(ボリューム)も揃っていることに注目して下さい。, それぞれの楽器の帯域がキレイに分かれていれば、クリーンに聞こえ、それぞれのフレーズも聞き取れるようになり、音圧もあげられます。だから、こういうのは意外とポップスよりもハードコア、メタルなどの人たちのほうがキッチリしていると感じます。また、このような作業はDTMでいうミックスにあたります。, Ampeg/Hartke/SWR/EBS/PEAVEY/ギャリエンクルーガー/EDEN/MARK BASSなど、どのアンプのツマミでもマスター、ゲイン、ベース、ミドル、トレブルはだいたい付いてるので、これでセッティングしてみましょう。, どちらも音量が変わりますが、ゲインはあげるほど歪み成分が混じります。ゲインをあげるとドライブ感が出て気持ち良い歪みになるので、わざとアンプのピークが付くほど上げる人もいますが、その分アンプにも負担が掛かるため好まないPAさんなども多いようです。僕はゲインを決めた後にボリュームをドラムのキックに合わせます。, 次に、ツマミや帯域ごとの特徴(感覚)を下にまとめてみました。(※Hzと名称はおおまかです)あんま参考になんないと思うけど、試しに昔遊びで録ったベース音源でそれぞれの帯域だけ鳴らした音も載せておきます。, 音の太さを決める。ブーストすると重い音になるが、上げ過ぎるとモコモコしたりこもる原因に。カットすると痩せた音になる。, 音の抜けに重要。ブーストし過ぎると輪郭がぼやける。スラップ時やドンシャリならカット。カットすることで音が引っ込む。, ちなみにドンシャリサウンドがプレイヤーには大好評でお馴染みのサンズアンプも、ライブハウスのPAからは大体口をそろえて「抜けが悪くなる」と言われます。, アタックが出たり音の輪郭がはっきりする。ブーストし過ぎると耳障りに。カットすると角が無く柔らかい音に, トレブルより高い帯域としてプレゼンス(PRESENCE)ツマミが付いていることもある。, どのツマミがどこの帯域かはアンプによって少しずつ異なりますが、頭に描いた音がどのくらいの帯域なのかが分かるようになるには、ツマミをイジって耳で覚えていくしかありません。, 僕はまずアンプの設定がフラットになるようにします。ベースアンプによって5(真ん中)がフラットか、10がフラットかなどは違いますが、僕は設定可能な±範囲が最大値になるようツマミをてっぺんにしてから調節し始めます。, 次に、ベース単体で好みの音にしつつ、上で述べたように他の楽器との被りを探します。他の音を意識しながら、自分の音もしくは他の楽器の音の被って聞こえにくい帯域があれば、そこを下げます。どこの音がぶつかっているのかが分からなければ、極端にイコライザーを動かすと、被っている帯域を見つけ易くなります。被った帯域を見つけ調節する際は、完全にカットせず少しだけでもいいです。一番目立たせるものに(帯域を)少し譲るというだけで、ずいぶん変わります。バンドでの音作りとは、音の主張のし合いであると同時に音の譲り合いでもあります。, イコライザーの設定で大事なのは、引き算から始めて、それで足りないところを後から足すということ。使える帯域(音量)は限界があるので、足し算で作っていくとボーカルが聞こえなかったり、バンドのバランスは破綻します。, また、EQは微調節としてちょっとずつ動かすのが基本ですが、どうしてもしっくりこない場合はツマミが0や10など超極端な設定をすることもあります。, アンプのLOW/MID/HIGHツマミ以外にも、より帯域が細かく分かれブースト/カットできるグラフィック・イコライザー、ブースト/カット+帯域可変のパラメトリック・イコライザーなどがありますが、違いはどこまで細かく設定できるかだけで、設定の考え方は一緒です。グラフィック・イコライザーで調節する場合にON、OFFボタンがあれば、調節しながらON、OFFしてみることで調節の結果を確認します。, クリアな音で上記で述べたように帯域の住み分けができていれば、バンドで音が埋もれるということはほとんどないでしょう。コツとしてMID(400~700hz)をあげると音は抜けやすくなります。抜けない場合はドンシャリな音作りを辞めたりコンプを外すことで改善する可能性もあります。, ただ、抜ける音というのは、自分以外の楽器が存在して初めて「抜ける」という言葉が存在します。一人が作るものじゃなくてバンドで作るものと考えても良いかもしれません。, 抜ける音を作るにはまずその隙間が空いてないといけません。ツインギターとかならまだしも、さらにキーボードやブラスが入ってくると、もはやベースの場所がないなんてこともあります。, ベースが抜けない = ギターの低音を抑える